還暦過ぎの750乗りだった年寄りの日記。

平成のおわりと、ほぼ時を同じくして定年を迎えました。愛機Z750Fourのこと、趣味のこと、日々の出来事や思い出話を徒然なるままに記していきます。

オートバイ原体験(その壱)

皆さん、最初に乗られたオートバイって、何だったんでしょう?

 

私はKAWASAKIの650cc、ツインのエンジンを積んだ

オートバイでした(今となってはもう正確な車種はわかりません。

ただ、小学生だった私には、

 

大きな音を出す大きなオートバイ

 

という記憶しかないのです。それがKAWASAKIのWだったとわかるのは、

そのあと数十年の時間が補正した記憶かもしれません)。

 

いずれにしろ、その大きなオートバイに乗る隣のおじさんは、

小学校四年生の時、私が初めて買ってもらった24インチの自転車を、

リアシートに括り付けて運んでくれたのです。

そんなに大きなシートだったんだなあ、と今は思います。

さて、「隣のおじさん」と言いました。

 

確かに間に住宅がない、という意味では隣です。

でも、そのおじさんの家と私の家との間には100坪になろうかという

空き地があったのです。

 

小学生だった私は、一度だけその大きなオートバイに乗せてもらった事があります。

おじさんの前、タンクとシートのはざまににまたがって、件の空き地を

一周したのです。

感触も何も覚えておりません。

ただ、自分の足で漕がずに進み、自分の足で漕ぐより数十倍も速いこの乗り物に

漠然とした憧れを抱いたことは覚えています。

 

そのおじさんが他界されて30年以上たった今、こんなことをふと思い出すのです。

 

そういえば、そのころ(30数年前)すでにレアになっていたWを、

おじさんのお通夜で千葉から横浜に向かう途中、野毛の坂道で見かけたのです。

あれは、おじさんがWに姿を変えて会いに来てくれたのかもしれない…などと

ありえないことを考えるなんて、阿呆ですね。

 

ところで、初めて自分で操縦したオートバイは…