天才と言ったら失礼なのでしょう。
いやね、今「古畑任三郎」シリーズの「松本幸四郎」さんが出演されている
「すべて閣下の仕業」を観ていたんですけどね、
本当にすごいなあ、と思います。
故田村さんの演技も、松本幸四郎(現白鴎)さんの演技も
本当にすごい。
でも、一番すごいなあと思ったのは、この脚本を書いた
三谷幸喜さんです。
多分彼の作品を初めて観たのは「王様のレストラン」。
残念ながら見逃した「真田丸」など、
錚々たる作品が多い気がします。
で、件の「すべて閣下の…」を見ている途中で思ったのです。
「すげえなあ!天才っているんだなあ!!」と。
でも、ですね。
すぐに思い返したのです。
誰かの才能を「天才」と思うのは、
自分の努力が「天才」と称されるまで行っていない、努力が足りない人間の
逃げ言葉じゃないのか、と。
齢六十二、
大した努力もせず、優れた才能の持ち主に接した時、「天才」の一言で
片づけるのは端から自分の努力不足を認めたがらない、
腐れ外道のいいわけなんじゃないかなあ、と
今日はつくづく思いました。