私のZの素性を考える。
我が愛機KAWASAKI Z750Fourは、二台目のZです。
最初にZを手に入れたのは、昭和五十九年二月。
その頃のことは引っ越し前のダイアリーに詳しいです。
「二十九万円で持ってってよ」という横浜のマルトミオートの店員さんの言葉と、
広い車庫の真ん中あたりで埃をかぶっていた姿は、未だに忘れられません。
要するに不人気車でした。
多分初年度登録は昭和五十四年、初年度登録から、わずか五、六年で
「誰も買ってくれない」という状況になっていたのです。
確かに免許制度の壁はありましたが、大型バイク乗りの間でも忘れされられつつある、
改造しようとも思わない存在だったのでしょう。
なので、初号機のタンクグラフィックは前オーナーが購入した時のままであっただろうということは簡単に想像できます(サイドカバーやテールカウルと同様の日焼けもしていました)。
その頃はまだ、川崎重工もZのパーツをつくっていたようです。
私が購入した年の夏、まだ割と新しいアスファルトの上にZを停めておいたら、
サイドスタンドがアスファルトにめり込み、見事転倒。
真横にあった花壇のへりにタンクがぶつかり、見事にベッコリ。
そのころはもう千葉に引っ越しており、主治医になりつつあった
モトランドカジカワさんに相談したら、「まだ、タンクあるんじゃないかなあ。」
とのお答え。
同じ色、グラフィックのZ750FourA4のタンクに交換しました。
が、それはもう四十年近く昔の話。
今は、750RSのタンクは社外のメーカーも作っておりますが、
A4、A5、D1のタンクは、なかなか手に入りません。
で本題です。
この記事を読んだ、エルザ・スカーレットさんから、
「A5ですね」というコメントをいただいたのですが、どうも違う気がするのです。
確かにこのオートバイ(弐号機)を購入する際にはGooBikeでは
「Z750FourA5」という表示だったし、タンクグラフィックもA5のものです。
はたから見れば、たしかにA5なのですが、
①ギアが入っていてもクラッチを握らずセルが回る(必要に迫られて、何度か
やってます)。
②時速180Km/hでリミッターがかかる(東関道でメーター読み210までいった
→ウソです。念のため。)
というA5での改良点が私の弐号機に一致しないのです。
決定的なのはフレームナンバーです。
初号機はZ2F17***でした。このフレームナンバーがA4のものであることは、
上記記載のことからほぼ間違いないでしょう。
ところが、A5といわれて購入した弐号機のフレームナンバーは
Z2F16***なのです。
要するに、初号機よりフレ番が小さい。
という事は、私の弐号機はA4なのでしょう。
何かの理由で、まだA5のタンクが手に入った頃にタンクを交換したのだと思います。
まあ、ブログを始めてから初めて「A5ですね」という言葉をいただき、
真実を知ってほしくて(?なんのこっちゃ?)こんな記事を書いてみました。