還暦過ぎの750乗りだった年寄りの日記。

平成のおわりと、ほぼ時を同じくして定年を迎えました。愛機Z750Fourのこと、趣味のこと、日々の出来事や思い出話を徒然なるままに記していきます。

代り映えのしない日々の中でも

たまには面白いことがあります。

 

私が住んでいる場所は、駅から徒歩40分。

中世の城跡横を抜けたり、森や畑の中を抜けたりと、

大変に寂しい場所にあります。

 

もちろん総戸数800戸に喃々とする小さいながらも立派な街です。

が、この街も高齢化に伴い、魚屋さん、肉屋さん、スーパーらしきお店、

薬局、クリーニング屋さんと、次々にお店を閉め、

寂れる一方なのですが、

まあ、わが町のことは置いておきましょう。

 

長女はこの春から某大学に籍を置き、大学の交響楽団にも籍を置いております。

中学から吹奏楽部にいたのですが、大学入学を機に弦も加わった交響楽団

入ることに決めたようです。

 

もともと弦楽器が好きであった私からすれば、大変にうれしいことですが、

実はこの十一月二十日ころ、第一回の演奏会があるそうで、

最近、夜遅く(といっても20時くらいまでですが)まで練習があり、

長女が最寄りの京成臼井駅に着くのは24時少し前、ということも

しばしばあるようになりました。

路線バスはとっくにございません。

歩いて帰るのは危険すぎます。

必然的に車で迎えに行くことになります。

 

で、一昨日、私は長女を迎えに23時40分頃、駅に向かって

国道296号を走っておりました。

その時、右側車線の歩道を人が歩いているのです。

しかもリードをつけていない犬を連れて。

 

「あぶねえなあ。リードいくらいつけておけよ」と思ってその犬を見ると、

「あれ。犬じゃないよ。タヌキじゃん!」

 

そうです。

国道をタヌキが歩いているのです。

農道でイノシシを見たことや、公園でタヌキを見たことはありますが、

仮にも国道でタヌキに遭遇するとは。

 

代り映えのしない日々でも、ちょっとおもしろいことも、

たまにはあります。