甲州土産その2
さて、コロナ禍のこともあり、久々に帰宅したに愚息が持ってきたのが
前回ご紹介したこれなのですが、
もう一つ、必ずこれを持ってこないと家内の機嫌が悪くなる、
というものがあります。
それがこれ(まだ冷蔵庫に一本だけ残っていた)、
山梨県甲州市勝沼町にある「蒼龍葡萄酒株式会社」という醸造元のものです。
1899年(明治32年)の創業だそうです。
国産ワイン100%というわけでもなく、酸化防止剤(亜硫酸塩)不使用、
というわけでもない、普通のスペックのワインなんですが、「今まで飲んだ中で、
このワインが一番おいしい」と、家内は申します。
私もおいしいと思いますが、実は私は焼酎党。
他のワインと比べて云々は正直よくわかりません。
ただ、こいつがなかなか手に入らない。
隣町のBというスーパーで見かけることはあるのですが、
大抵赤は売り切れ。白ばかりが残っている、という状況です。
そこで目を付けたのが通信販売。
これを買ってみたのですが、やはり「あの紙コップの方がおいしい」
のだそうです。
そんなことをしている頃、スニーカーを洗濯に行ったコインランドリーで
こんな本を見ました。
蒼龍ワインを、あの山岡史郎氏が誉めているのです。
ああ、ワインに関して、家内の舌は確かだったなあ、と
思ったものでした。
ところで、件の紙コップの蒼龍ワインですが、確実に手に入る場所は、
武田神社と言えば、言わずと知れた戦国の雄、武田信玄公を祀った神社です。
ウチの家族は皆、信玄公のことを「御屋形様」と呼びます(かなり頭がおかしい)。
そして、甲府に行けば必ず「御屋形様」にお参りすることを欠かしません。
その辺は、あまり詳しく書くと変〇なので置いときますが、
御屋形様にお参りした後は、決まってその土産屋さんでお買い物。
娘たちは「信玄餅」、家内と長男は「蒼龍ワイン」を山のように購入し、
長男を残して千葉へ帰ってくるのでした。
あ、大量に購入したワインのうち何本かは、上りのあずさまたはかいじの車内で
消費されてしまうので、あまり土産にはならない、という不都合な事実は
家内の名誉のため、ここでは内緒にしておきます。