怖い話(じゃないと思うけど)
こう熱くっちゃオートバイに乗る気にならん。
で、
昔々のお話です。
私の父方の祖父(私が小学校二年生の冬、他界)は、「富博」と言います。
私の母方の祖父(私が高校二年の一月十七日、他界)は、「実栄」と言います。
母方の祖父(実栄さん)の通夜の夜には面白い話が一つあるのですが、
今日はやめておきます。
ある夢を見ました。
いつ見たのかは覚えていません。
もしかしたら、実英さんの死去のずっと前だったかずっと後だったか。
もう記憶は定かではありません。ただ、自分の脳の中で
勝手に、実栄さんがなくなる数日前だったと補正されております。
ま、それはさておき、
こんな夢でした。
母の実家(実栄さんが住んでいた家)の近くには、部落の共同井戸がありました
(ここでいう「部落」とは被差別部落のことではなく、村の中の更に小さな単位としての「部落」だとご理解ください)。
夢の中の私は、井戸端にしゃがんで何かしていました。
そこへおじいちゃん(実栄さんのこと)が通りかかったのです。
「おじいちゃん、どこ行くの?」と私。
おじいちゃん(実栄さん)は、バス停(というより終着のバス車庫)の方に向かって
歩きながら「いや、富博が呼んでいるからちょっと行ってくるだ」とすたすた歩いていきます。
それで終わりです。
そんな夢を見たというお話です。
母方のおじいちゃん(実栄さん)が亡くなる前だったのか、
亡くなった後だったのか、
こういう夢を見たという記憶以外はもう覚えていません。