越後屋じゃなくて、悪代官になったこと。
今から四半世紀前、修学旅行の打ち合わせを業者さんとしていた時の話です。
日程だとか、集合場所だとか、そういうことは若い衆に任せて、
私は一番大切なお話だけをしたのです。
私「夜の宴会、打ち合わせ時の特別食など、一切不要です
(旅行には学校長も同行するのがわかっていたので。この校長、
ケツの穴の小さな男で、それより数年前に修学旅行に同行した時、
夜の打ち合わせの際に、業者さんが気を使って出してくれた、一人一杯のカニ、
馬刺し、サントリーオールド他、「勤務中ですから」とかほざいて
全部下げさせやがったんです。業者さんのせっかくの厚意を無にしやがって!)。
その代わり教員の部屋の冷蔵庫のアルコール類は全部無料。二日目には必ず
飲んだ分を補充させてください。」と。
カニや馬刺しを最初から断るなんで、なんて清廉なんだろう。
赤貧芋を洗うというのは、このことだね。
おかげ様で、生徒が寝静まった深夜、深夜放送の「ベムベラベロ
(妖怪人間ね。当然再々...放送)」を観ながらサッポロクラシックを満喫できました。
こういうのをリベートと言います。
もう時効だろうし、「通常の謝礼の範囲」に収まるだろうから、
今敢えて告白します。
加えて言いたい。
やってることは悪代官といっしょじゃん。と。
まあ、そのおかげで越後屋も立派なデパートになったし、めでたしめでたし、です。