逆転人生(続き)
もう、逆転人生の話はどこかへ行ってしまうかもしれません。
ウイスキーのお話です。
1980年代、あまりお金のない学生が飲みに行くときは、
大抵安いウイスキーでした。
サントリーレッド、
サントリーホワイト、
サントリーオールド、
等です。
とはいえ、オールドは高く、めったに飲めない。
大体がサントリーホワイトかニッカでした。
この技をご存じの方、いらっしゃるでしょうか。
あいたオールド(ホワイトでも可)の瓶に塩を適量ふり、たばこの煙を吹き込んで
充満させたら、蓋をしてよく瓶を振ります。
ちょっと体温で瓶を温め、火のついたマッチを口から落とすと...
瓶の上の方からきれいに火の輪がビンの底へ降りていく、という技。
すみません。話を戻します。
まだ舶来のウイスキーが高価だったころ、
ジョニ黒とか、カティーサークなんて、本当に盆暮れ正月しか
お目にかかれないものでした。
スコッチなど高嶺の花でしたが、
このCMは忘れられません。
確か、真野響子さん出演のカティーサークのCMだったと思います。
BGMは無し。
瀬を速み岩に急かるる滝川のわれても末に逢わんとぞ思う
という歌を真野響子さんが詠む、というCMだったと思います
(違ったら訂正お願いします)。
中野良子さんの「女房酔わせてどうするつもり?」っていうのも
よかった。
こんな風に、割とウイスキーが主流だった時代があったなあ、と
改めて今思います。
その後、田中裕子さんの
「タコが言うのよ」という缶チューハイのCMが流行りだし、
聖子ちゃんが歌う「スイートメモリーズ」が使われた
「サントリービール」のCMとか、
お酒のCMは時代とともに移り変わってきたように思います。
で、「逆転人生」ですね。はい。
昨日の番組の最後の方で、まさに逆転のその時、
400樽のウイスキーをブレンドした商品が完売した、という場面でした。
受注表の発注者の名前、ご覧になった方いらっしゃいますか?
山田様〇箱
岩鬼様△箱
ってなっていたんですよ。
NHKスタッフのこういうちょっとした遊び心、好きです。
このことがなければ、この記事書かなかっただろうな...と思います。
まあ、これが言いたかったと。